隠し砦の三悪人公開 1958/11
監督 黒沢明 菊島隆三 小国英雄 橋本忍
出演 三船敏郎 上原美佐 千明実 藤原鎌足 藤田進 加藤武 小川虎之助 土屋嘉男
「七人の侍」と並ぶ黒沢時代劇の双璧
黒沢映画でもっとも娯楽色が強く日本映画史に輝く不滅の名作
うろぱす副船長評価 100点
2015/5現在 YAHOO映画レビュー得点 4.41点
21世紀になってリメイクされた樋口真嗣版は各方面からボロクソに酷評されました。
まぁ、神への挑戦ですからね。アイドル起用のパロディとしてみれば樋口版にはそれなりの見方もあるかもしれません。
映画史上に輝く黒沢明の「隠し砦の三悪人」が公開されたのは1958年(昭和33年)です。
東京タワーが完成した年、私もまだ生まれていません。60年近くも前の映画になりましたが今もその名声は不滅だ。私も高校生の頃、映画館でリバイバル公開で初めて見てあまりの感動に胸高まった一人だ。それまで黒沢映画と言えば「七人の侍」しか知らなかったのだが、「隠し砦の三悪人」は全編通じて娯楽色が強くユーモア溢れ”これぞ映画”という作風であり私としては「七人の侍」以上に好きな映画です。
黒沢明としても一番脂がのっていた頃の作品でもあり躍動感が素晴らしい。
三船敏郎もスタントなしで派手な騎乗シーンを見せてくれる。まさに命懸けのアクションだったろう。樋口版では長澤まさみがCGで同じ場面を演じていたが爆笑してしまった(別に長澤まさみが悪い訳ではないが・・・、こんな稚拙な発想をするスタッフの責任だ)。この命懸けの撮影こそが黒沢映画の醍醐味であり最近のアイドル起用映画なんかでは絶対に表現出来ない映像美なのだ。秀逸なモノクロ画面から撮影現場の熱気が伝わってくる。リアルタイムで劇場で見た観客は最高に幸せだったろう。昭和33年は日本映画界にとっても素晴らしい時だった。
本作ではヒロインの雪姫を演じた上原美佐が三船敏郎を食ってしまうほどの存在感だ。上原美佐は新人だったがその後、数作に出演したのち早い時期に女優業を引退してしまうのだが「隠し砦の三悪人」は彼女の為に撮られた映画と言えるでしょう。”黒沢明は女性を撮るのが下手”という評論家もいるが上原美佐が演じた雪姫の華麗な魅力を見ればそれが根拠のない愚論だとわかる。
初期黒沢映画の常連だった藤田進が演じる田所兵衛も藤田らしく無骨な感じが武将らしくて役柄にマッチしている。
軍人や武将を演じたら藤田進は最高だ。最近の日本映画界には藤田のような無骨な役者がいなくて本当に残念だ。
補足
1)黒沢映画と言えば時代考証が正確なイメージがある。
しかし映画は映画、必ずしも史実を忠実に再現する必要なはない。「隠し砦の三悪人」でも武家の姫君である雪姫がショートパンツで太腿丸出しというセクシーな衣装だ。黒沢明なら名作と評価され樋口真嗣だと最低映画と酷評される、これはこれで樋口真嗣が可哀想だ。
2)百姓娘を演じた樋口年子は「椿三十郎」で腰元こいそを演じた。
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- 2015/05/24(日) 16:44:05|
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オーストラリア日本公開 2009/2
監督 バス・ラーマン
出演 ニコール・キッドマン ヒュー・ジャックマン ブライアン・ブラウン
ブランド・ウォルターズ エッシー・ディヴィス
歴史捏造も甚だしい
白豪主義という西欧キリスト文明優越、アジア蔑視・先住民弾圧政策を多い隠す悪意と欺瞞に満ちた最低最悪の歴史修正主義映画うろぱす副船長評価 0点
2015/5現在 YAHOO映画レビュー得点 2.72点
中国や韓国では日本人を徹底的に悪役として描く反日映画が今でも大量に取られています。
オダギリー・ジョーが出演した韓国映画「マイウェイ 12000キロの真実」も露骨な反日捏造映画で多くの日本人から反感と顰蹙を買いました。もっとも、ハリウッド映画の歴史だって日本蔑視の歴史であり「パールハーバー」はとても正視出来ないような出鱈目反日映画でした(「パールハーバー」はペンタゴン全面協力というところが中国や韓国映画以上に怖い、これでは日米同盟が希望の同盟なんて到底信用出来んな・・・呆)
日本人としてはとても悲しいのですが監督バス・ラーマン、主演ニコール・キッドマン以下スタッフやキャストをオーストラリア関係者で固めた「オーストラリア」も「マイウェイ、12000キロの真実」や「パールハーバー」と同類の出鱈目歴史捏造反日映画でした。
アボリジニを長年弾圧したのはオーストラリア政府と白人達だ「オーストラリア」では誰の眼にも明白な歴史捏造がありました。
それは太平洋戦争で日本軍が先住民アボリジニを虐殺した、という描写です。もちろん、そんな事実は絶対に在り得ません。そもそも白豪主義という名の西欧キリスト文明の絶対的優越、アジア蔑視・先住民弾圧を長年に渡り強行したのはオーストラリア政府と白人達ではありませんか。
映画「オーストラリア」では事もあろうに残忍な日本軍がアボリジニを虐殺しオーストラリアの心優しい白人達がアボリジニを救う、というトンデモ描写がなされたのです。これを歴史捏造・歴史修正と言わずして何と言えばいいのか・・・?
ハッキリ言うがこれではナチスドイツがユダヤ人を救った、というのと同じ論理です。
そこまで歴史を捏造して白人は自分達の正義を主張したいのか。もっとも「オーストラリア」という題名そのものが彼ら白人の自惚れと絶対的な人種的優位性を感じさせる。私のような非白人、非キリスト教徒から見れば実に上から目線で鼻に付くのだ(中国人が中華思想の映画「中華人民共和国」を撮ったら、韓国人が韓国の絶対的優越性を描いた「大韓民国」という映画を撮ったら・・・、やっぱり上から目線で自惚で鼻に付ますよね)。
現在、日本とオーストラリアは対中国での安全保障の関係を密接にしている。
しかし、こんな反日映画を撮っているようでは中国を利するだけです。
- 2015/05/19(火) 20:06:23|
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バルジ大作戦日本公開 1966年
監督:ケン・アナキン
出演:ヘンリー・フォンダ ロバート・ショウ チャールス・ブロンソン ロバート・ライアン
ダナ・アンドリュース テリー・サバラス ハンス・クリスチャン・ブレヒ カール・オットー・アルベルティ ジョージ・モンゴメリー ピア・アンジェリー バーバラ・ワール
娯楽戦争映画の金字塔、胸躍る高揚感が女々しいお涙頂戴反戦映画なんか吹き飛ばしてしまううろぱす副船長評価 95点
2015/5現在 YAHOO映画レビュー得点 4点
「バルジ大作戦」が公開されたのは昭和40年(日本公開は翌41年)、既に半世紀も前の事です。
しかし、戦争映画の金字塔としてその知名度は今でも抜群であり不滅の名作と言えましょう。
後年製作された「遠すぎた橋」は史実をあまりにも忠実に再現しようとした為、脚本が非常に複雑となりよほど専門的な軍事知識を持っていないと話が理解出来なくなるなどその規模の大きさや戦闘シーンの迫力への評価とは別に作品全体への評価は必ずしも高いとは言えないものだった。しかし、「バルジ大作戦」は脚本を極力単純化し専門的な知識のない一般の観客にも分かり易い内容となっており2時間47分というかなり長い上映時間ながら最後までダレる事なく画面に集中して見れる。
痛快なアクション、高潔な軍人精神、女々しさなんて微塵もない。これこそが戦争映画だ!「バルジ大作戦」は全編通じて痛快なアクション、高潔な軍人精神が描かれ女々しい反戦思想なんて微塵もない。
本作の監督は「史上最大の作戦」のイギリス側シーンを担当した名匠ケン・アナキン。それぞれの祖国の為に戦う男達の赤裸々な姿を描く事に何等の迷いもない。
この映画は考証面はかなり甘い部分があり軍事マニア的な視点で見ると不満が多いのも事実だ。
しかし、スケールの大きさ、無数の戦車が戦場を疾走する戦闘シーンの大迫力、そして何より当時を代表する名優達の重厚感溢れる素晴らしい演技と存在感で観客を魅了するのだ。
ハリウッド映画ではアジアや日本人を蔑視して描くのが悪しき伝統なのだが何故かナチスドイツ軍人は素晴らしい人間として描く事が多い。「眼下の敵」、「砂漠の鬼将軍」・・・、そして「バルジ大作戦」でも登場するドイツ兵は勇敢で祖国愛に満ちた清貧で犠牲的な軍人として描かれる。
やはり同じ西欧キリスト文明の白人は例え敵でも対等に描くのだろうか・・・・
日本人を狡賢い下等人種として描くのとはすごい差別だ。
ナチスドイツ贔屓の守護神、ヘスラー大佐それはさておきロバート・ショウ演じるドイツ軍指揮官ヘスラー大佐のカッコ良さは完璧と言えるほど。
「バルジ大作戦」ではアメリカ軍よりヘスラー大佐の方が何倍もカッコ良く描かれているのだ。本作ではアメリカ軍側でもヘンリー・フォンダやチャールス・ブロンソン、ロバート・ライアンなどの知名度のある俳優が出演しているがロバート・ショウの存在感と個性は圧倒的である。多くの日本人のナチスドイツ軍将校のイメージもヘスラー大佐によって印象付けられたとも言える。実は私も子供の頃からのナチスドイツ贔屓の右寄り保守系市民なのだが「バルジ大作戦」でのヘスラー大佐からの影響が絶大なのです。
「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統もやはりヘスラー大佐の影響が非常に強く感じられる。厳格で冷徹、部下にも厳しいが自分にも厳しい。会社で上司にすると苦労しそうなタイプだが生きるか死ぬかの修羅場では最も頼りになりそうな指揮官だ。
(写真右)カイリー中佐を演じたヘンリー・フォンダとグレイ将軍を演じたロバート・ライアン。二人とも架空の人物だがグレイ将軍のモデルは米101空挺師団副師団長マッコーリフ准将だろう。
ヘンリー・フォンダは1905年生まれなので撮影当時60歳だが歳を感じさせないアクションを見せてくれた。
本作の撮影はスペインで行われている。
同じハリウッドの超大作「エル・シド」や「北京の55日」もスペイン・ロケだった。当時のスペインはフランコ独裁下だったのだがハリウッド映画との相性は良かったようだ。ただ、スペインの砂漠はとても厳冬のベルギー・アルデンヌの森には見えない。「バルジ大作戦」の後半はまるで北アフリカ戦線のような感じになってしまっている。
本作が成功した最大の要因は米独両軍を公平に描いた事スペインロケの結果、とても冬のベルギーには思えないような風景など考証面では相当不満ありなのだが前述した通り「バルジ大作戦」は娯楽戦争映画としては非常な成功作である事に疑いの余地はない。その成功の最大の要因は米独両軍を公平に描いた事だろう。
補足
1)軍事マニア、映画ファンなら知らない人はいないであろうドイツ軍歌「パンツァー・リート」の名シーン
さぁ、みんなで歌いましょう。これで貴方も立派なナチスドイツ贔屓2)ヘスラー大佐のモデルが武装SSのヨッヘン・パイパーSS中佐である事は確実
ヨーロッパでは親衛隊SSのイメージは非常に悪いのでヘスラーは陸軍の将校に設定変更されている。また、バルジ作戦中にパイパー部隊が引き起こしたとされる”マルメディの虐殺”も再現されているがSSが意図的に米軍捕虜を殺害したかのように描かれいる。この事件に関しては多くの専門家が故意ではなく偶発的な事件だった、と解釈している。
3)この映画は娯楽作に徹しており史実のバルジ戦とは相当異なる部分がある。
考証も正確とはとても言えない。ドイツ軍だけではなく米軍側も軍装や兵器など実態とはかけ離れており軍事マニとしてはもう少し何とかして欲しかった。
4)この映画にはドイツの名脇役が二人出演している。
(写真左)コンラート軍曹を演じたハンス・クリスチャン・ブレヒ
「史上最大の作戦」や「レマゲン鉄橋」でドイツ軍将校を演じた
(写真左)ディーペル少佐を演じたカール・オットー・アルベルティ
60年代から70年代に製作された欧米戦争映画のドイツ軍将校役として欠かせない存在だった。彼が出演した主な戦争映画は「ロンメル軍団を叩け」、「大脱走」、「空軍大戦略」、「パリは燃えているか」、「戦略大作戦」、「地獄に堕ちた勇者ども」、「バルジ大作戦」など。
5)ドイツ軍戦車役で登場するアメリカ製戦車 M47
スペイン軍の車両
- 2015/05/16(土) 23:21:42|
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天と地と1990公開
原作:海音寺潮五郎 製作/監督 角川春樹 脚本 鎌田敏夫 音楽 小室哲哉
出演:榎本孝明 津川雅彦 浅野温子 財前直美 夏八木勲 沖田浩之 伊武雅刀 大滝秀治 風間杜夫 岸田今日子 伊藤敏八 渡瀬恒彦
不満点や批判点は幾らでもある。
お世辞にも名作などとは言えない。しかし、一方的に酷評するほどでもない。うろぱす副船長評価 45点
2015年5月現在 YAHOO映画レビュー得点 2.9点製作費50億円と日本映画としては非常に大きな規模で製作されながら「天と地と」の評価は最悪に近いものがある。
当時、著名な文化人や芸能人でこの映画を評価した人はほぼ皆無であった。特に角川春樹自ら監督した事もありアンチ角川映画派にとっては格好の攻撃材料になった感がある。何せ70年代中頃、角川春樹が映画製作を始めた時から”角川映画はビジネス優先、芸術ではない”と自称・文化人達から集中攻撃されていたのです。
私は角川映画は初期作品から比較的好意的に見ていたので自称・文化人達の反角川キャンペーンには違和感があった。映画なんて所詮は大衆娯楽であり芸術などという大袈裟なものではないからだ。映画と原作や主題歌をセットにして売り込む角川商法は新しいビジネスモデルとして一定の評価がされる価値があったと思う。最近の邦画ビジネスは結局のところ角川スタイルを継承しているではありませんか。
反角川派の文化人・映画人達は面白い映画を撮ったのか・・・?本作が公開された90年前後は邦画は冬の時代で記憶に残るような作品はほとんどない。
角川映画を批判した映画人達が撮った映画だってロクなものはなかったのだ。むしろ公開から25年も経ってなお知名度がある「天と地と」は幸運だったと言えるかもしれない。
「天と地と」は黒沢時代劇の束縛から抜け出せない角川春樹がワンマン体制で撮りたいように撮った、ワンマン映画もちろん、「天と地と」には批判すべき点、というよりは理解不能なシーンが多いのも事実だ。
私が特に気になったのが財前直美が率いる女武者隊とまるで自殺するかのように戦場に現れた太鼓部隊(たしか諏訪神軍だったか・・・)。角川春樹は真剣に撮ったのだろうが失礼ながら映画館には失笑が漏れていた。
映像も黒沢時代劇を模倣したとしか思えないシーンも何か所かあった。
角川映画には良くも悪くも他の日本映画とは一線を画すオリジナリティがあるのだが「天と地と」は黒沢時代劇(とりわけ「影武者」と「乱」)の影響が強すぎて”角川映画らしさ”があまり感じられないのだ。
当時の角川映画は誰の眼にも明白なのだが角川春樹のワンマン体制であり誰も意見具申など出来なかったのだろう、と部外者にも推測出来てしまう。誰かがアドバイス出来る環境だったならもう少し引き締まった作品になったと思うのだが。
だが、「天と地と」には評価すべき点も確かにあった。
製作費50億円は伊達ではなくスクリーンを埋め尽くす軍馬と軍勢の迫力は日本映画としては相当なレベルであった。
この迫力は率直に評価したい。同時期に製作された「敦煌」よりは格段に上だったように思える(「敦煌」は規模が大きいが大味だった)。
最近の邦画時代劇もあまりパッとした作品はないですからね。
再評価されていいかも・・・
補足
1)川中島の合戦シーンはカナダロケだった。壮大な戦闘お描く為だがやはり日本には見えなかったが。
北海道ではダメだったんですかね。黒沢明は「夢」で北海道ロケで北ヨーロッパを演出したが本当のヨーロッパに見えた。
2)当初、主役の上杉謙信役だった渡辺謙が病気降板し新人だった榎本孝明が抜擢された。
私個人としては榎本謙信は及第点だったと考える。武田信玄を演じた名優・津川雅彦に匹敵する存在感だった。
- 2015/05/13(水) 19:49:31|
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香山リカ
人気が出て天狗になったのか。人間、謙虚が一番です。
. 精神科医の香山リカ氏(54)が、金曜パネリストを担当する生放送番組「虎ノ門ニュース8時入り!」(スカパー!プレミアム)を降板することがわかった。
香山氏は先月23日放送の同番組で、MCを務めるお笑いタレントのサンキュータツオ(38)や経済ジャーナリストの須田慎一郎氏(53)といった共演者たちとともに、木曜パネリストの独立総合研究所社長、青山繁晴のファンを「信者」などとやゆ。
30日放送回で、チーフプロデューサーの山田晃氏が、青山氏のファンに対して不適切な発言だったとかわって謝罪した。
しかし、その後香山氏のツイッターアカウントには、逆に青山氏を「ホント下劣」と非難する文章が投稿された。さらに「つまんない仕事だけど6月までは続けようかと相談してます」とも発言。今月1日放送回で香山氏は、一連のツイートについて「私が書いたものではない」と明言し、アカウント乗っ取り被害の可能性も考えて調査中だと伝えた。
そして8日放送回、番組冒頭では山田氏が、香山氏のツイートに関する調査の経過を報告。投稿された内容には関係者しか知り得ない情報も含まれていたため、出演者やスタッフを集めて話し合いを行ったのだという。
その場で香山は、「問題の内容は、ファンに向けて書いたダイレクトメールの下書きだった。その下書きがいつの間にかツイートされてしまった」と説明。山田氏が「アカウントの乗っ取りなら警察に届けるべきではないか」と指摘したところ、香山氏の証言は一転。「乗っ取りではなく、ツイッターアプリの誤作動かもしれない。過去にも同じ誤作動が起きた」と言い出した。そこで山田氏が「それならアプリケーションの開発会社に原因を問い合わせましょう」「アカウントではなく、パソコンそのものを乗っ取られた可能性があるから、香山氏の事務所で調査をしましょう」と提案。あらためて調査を行うと約束された。
しかし後日、香山氏から山田氏のもとに手紙が届いた。そこでは調査の経過には触れられておらず、スタッフの対応への不満や、番組降板の意思がつづられていたそう。山田氏は、香山氏降板を発表するとともに、「お手紙の内容は私たちが確認している事実とは異なる部分もありましたので、この件に関しては、今後香山さんに反論文をお送りするなどのやりとりをしていきたい」と語った。(日刊スポーツ)
香山リカは思想的には左寄りだろう。辻本清美とも気が合うらしい。
当然、右寄り保守系軍事オタクの私とは思想的には正反対にある(私は青山繁晴氏と考えが近いので香山リカに言わせれば信者という事になる)。
ただ、精神科医としての専門的な視点や分析には私も同感する部分もあったし一定の評価はしていたのです。
しかし、今回の騒動は人気と知名度が裏目に出た失態だったと言わざるを得ない。ここまで来ると弁解すればするほど自分の首を絞めることになる。
おそらく世の大半の人間は自分の発言を支持すると思っていたのであろうが世間はそんなに甘くない。
青山氏の支持者もたくさんいるし日頃から香山リカに反感を抱いている人間だって幾らでもいるのだ。人間なんて十人十色、肌の色が違えば信仰する宗教も違う。精神科医ならそれぐらい理解しているはずだが。
メディアに出過ぎて天狗になったとしか思えませんな。
人間、謙虚さを失ったら駄目だ。
- 2015/05/09(土) 18:50:34|
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