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うろぱす副船長のYAHOO映画レビューの加筆・修正

右寄り保守系軍事オタクの映画評。感想は辛口ですが映画への愛情の裏返しです

映画「日本敗れず」の感想

日本敗れず

昭和29年公開
監督:阿部豊
出演:早川雪洲 藤田進 斎藤達雄 山村聡 柳永二郎 高田稔 宇津井健 丹波哲郎 船橋元 細川俊夫
うろぱす副船長評価 70点
2015/2現在 YAHOO映画レビュー得点 3点

岡本喜八監督作「日本のいちばん長い日」の原型となった古典作
今年8月、昭和43年に公開された岡本喜八監督の東宝映画「日本のいちばん長い日」のリメイク作が公開されるそうです。
監督は原田眞人、阿南陸軍大臣は役所広司が演じるそうです。
見る前から結果は分かっている、神への冒涜だ!!!

まぁ、監督が樋口真嗣でないだけ少しはマシか。
しかし、8月になって各映画評が大炎上するのは確実でしょう。それぐらい岡本喜八版は日本映画史上に残る名作でありました。私のような右寄り保守系軍事オタクでも「日本のいちばん長い日」を見ると軍部の暴走で日本が死滅する寸前まで追い込まれた事に戦慄させられてしまうのです。原田版リメイク作は果たしてどこまで岡本喜八版に迫れるのか。無理だろうけど・・・、コケたらボロクソに批判しようではありませんか・・( ̄∀ ̄)・

ところでこの岡本喜八版も実は昭和29年に公開された阿部豊監督の新東宝映画「日本敗れず」の事実上のリメイク作だったと言える。「日本敗れず」を見れば岡本喜八版は脚本も人物描写もほぼ本作を継承している事が理解出来る。戦後間もない頃に製作された古典映画であり今日の視点で見れば古い映画である事は否定しようがなく最近の映画に慣れた若い世代の観客からはあまり高い評価は付かないかもしれない。

だが、戦争や軍隊の記憶が生々しい時期に製作された「日本敗れず」は考証面やリアリティは実に素晴らしい。
終戦後20年以上経って製作された岡本喜八版も相当部分に脚色された部分やオーバー過ぎる演出が多々ある。例えば黒沢 年男(現:黒沢年雄)演じる畑中健二陸軍少佐だ。岡本喜八版では畑中少佐はガチガチの右翼丸出し軍国主義者として描かれていたが実在の畑中少佐を知る人は皆、彼は知的で物静かな紳士だったと回想する。「日本敗れず」では細川俊夫演じる畑少佐(本作では登場人物は全て仮名)は冷静な軍人として描かれており岡本喜八版より史実の畑中少佐のイメージに近い。

その他、早川雪洲演じる川浪陸軍大臣や柳永二郎演じる米田海軍大臣、高田稔演じる近衛師団長も岡本喜八版より私がイメージしている阿南陸相や米内海相、森近衛師団長に人物像が近いのである。岡本喜八版は人物描写が全体的にオーバーアクションだった、とあらためて感じる(岡本喜八版は旧軍関係者には非常に評判が悪い)。

「日本敗れず」で登場人物が仮名なのは劇中の時代と時間差が無かった事が要因でしょう。
映画に登場する人物も当時はまだ多くが存命であった。また、昭和天皇が全く登場しないのも皇室に対する過度な配慮と言える。岡本喜八版でも天皇を描くシーンは非常に慎重であり時代を痛感させる点だ。

超有名映画である岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」に比べると「日本敗れず」は古く知名度も低いが作品としては相応の完成度と評価します。若い世代の皆さんにはこの二つの映画を見比べてみるといろいろ面白い発見があるでありましょう。

補足
1)岡本喜八版で近衛歩兵第二連隊長を演じた藤田進は「日本敗れず」では東部軍司令官を演じている。同じく喜八版で米内海軍大臣を演じた山村聡は「日本敗れず」では外務大臣を演じた。

2)青年将校役で宇津井健と丹波哲郎が出演
丹波哲郎は本作の2年前に阿部豊が撮った「戰艦大和」でも海軍士官役で出演したがセリフなしの脇役だったが「日本敗れず」では重要な役を演じている。


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  1. 2015/02/11(水) 21:20:10|
  2. 映画
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映画「アバター」の感想

アバター

うろぱす副船長評価 50点
2015/2現在 YAHOO映画レビュー得点 3.78点

結論から言えば「アバター」は私の好みの映画ではありませんでした。
青色の顔のエイリアンには感情移入出来ませんからね。私はキャメロン映画は基本的に好きなのですが「アバター」は駄目でした。たしかに3Dで表現された映像は迫力があったが最近のハリウッド映画はCGに頼り過ぎで人間味が感じられない。

「アバター」もCG頼みの典型的な最近のハリウッド映画であり何らの感動も残らなかった。
映画はあくまで人間が主人公でありCGや特撮は人間を引き立たせる”技術”だと言う事をハリウッドは再認識すべきでしょう。
  1. 2015/02/10(火) 19:09:54|
  2. 映画
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小向美奈子

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小向美奈子 AV女優としては超一流の逸材

 自宅で覚醒剤を所持したとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は6日、タレントの小向美奈子容疑者(29)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。吸引器具も発見され、使用容疑でも追及する。

 逮捕容疑は6日午前7時ごろ、東京都渋谷区恵比寿の自宅マンションで、覚醒剤約0.1グラムを所持したとしている。小向容疑者が覚醒剤を所持しているとの情報があり、同取締部が6日朝にマンションを家宅捜索した。

 小向容疑者は2009年、警視庁に覚醒剤使用容疑で逮捕・起訴され、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。11年には覚醒剤を譲り受けた容疑で逮捕されたが処分保留で釈放された。【林奈緒美】(毎日新聞)


小向美奈子がまたしても覚醒剤で逮捕されましたね。
今度で3回目なので今回は実刑を免れないでしょう。小向美奈子は知名度、話題性、妖艶なルックスそして豊満な肉体とAV女優として類まれな逸材である事は誰もが認めるところです。最近のAV不況の中でも小向美奈子作品は驚異的な売上で過去もっとも売れたAV女優でありましょう。

やはり薬物地獄に堕ちると二度と這い上がれないみたいですね。
このままでは女清水健太郎の異名を取ってしまいそうです。AV女優として素晴らしい素質を持っているのでこのまま消滅してしまうのは非常に惜しいです。


  1. 2015/02/06(金) 19:50:43|
  2. 芸能人
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映画「ミュンヘン」の感想

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ミュンヘン

日本公開:2006/2
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:エリック・バナ ダニエル・グレイグ キーラン・ハインズ ジェフリー・ラッシュ
暴力と憎しみの連鎖を描き切ったスピルバーグ入魂の秀作

うろぱす副船長評価 95点
2015/2現在 YAHOO映画レビュー得点 3.69点

1972年の起きたミュンヘン五輪事件とその後のイスラエル特務機関モサドによる事件黒幕暗殺を描いたスピルバーグ監督作品です。史実をベースにしていますがモサド関係者は”映画「ミュンヘン」は事実とは異なる”と批判しており相当部分に創作があるようです。

この映画ではイスラエルの暗殺部隊はエリック・バナ演じるアブナー率いるモサドの1チームだけですが実際には複数の暗殺チームが行動していたようです。たしかに「ミュンヘン」は創作された部分があり完全に史実を再現したという訳ではないのですが暴力と憎しみの連鎖を描いた作品として大きな衝撃と重い感動を与えてくれるスピルバーグ入魂の秀作と評価出来ましょう。私としては「ミュンヘン」こそスピルバーグの最高作と評したいと思います。

テロ、暗殺、殺戮の衝撃
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テロや暗殺シーンの残酷さと衝撃に声を失う。もはや映画の枠を超えて現実の世界を再現しているのだ。スピルバーグで撮れない圧倒的な映像である

「ミュンヘン」では何と言ってもパレスチナゲリラ「黒い9月」によるイスラエル選手団襲撃のシーンは残酷なまでに生々しく描かれておりミュンヘン大会で何が起きたかを観客に見せつけます。旧西独の空港で黒い9月と警官隊の銃撃戦、その最中に殺されるイスラエル選手、なんで人間同士がここまで殺し合うのか・・・、もはや言葉すら失ってしまう。モサドによる黒い9月の黒幕達への報復・暗殺シーンもリアルで観客は一瞬たりとも気を緩める事が出来ません。

この映画を見ると何故、人類は戦争やテロを止めないのかよく理解出来る。

なお、私は暴力と憎しみの連鎖が人類の悲劇である事は認めつつイスラエルが事件黒幕に報復した事を非難したり否定するつもりは毛頭ありません。自国民を殺されても反撃しなければ敵に舐められ更なるテロ攻撃を受けるだけだからです。甘い平和主義が結局は自国民を不幸にするだけなのは戦後の日本が証明しているではありませんか。

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映画「ミュンヘン」の有名なラストシーン
このシーンの感想は人様々でしょう。しかし、そのインパクトは強烈だ。

日本人の私が見ると映画「ミュンヘン」はイスラエル/ユダヤ人側の視点に思える

なお、この映画はイスラエルからもアラブ側からもいろいろ批判されています。
ただスピルバーグはユダヤ系なので第三者の立場である私から見るとイスラエル寄りの視点に見えるんですよね。
たしかに事件黒幕も人間的には描かれてはいるがイスラエル側の優位性は明らか。黒い9月の犯人グループは誰が見ても凶悪なテロリストにしか見えない。ミュンヘン五輪事件の後、イスラエル軍は直ちにパレスチナの報復空爆を行い多数のパレスチナ難民が犠牲となったがそちらの描写はない(わずかなセリフがあるだけ)。「ミュンヘン」を見る限りイスラエルは一方的なテロの犠牲者としか見えない。

補足
1)現在進行形で進んでいるイスラム国とヨルダンの殺害と処刑の連鎖、まさに40年前の黒い9月とイスラエルとの報復合戦の再来だ。人類は進歩などしない、暴力と憎しみの連鎖は人類の宿命なのだ。悲しい現実として自国民を防衛する限度における報復は正当防衛の範囲内でありましょう。

2)当時のイスラエル女性首相ゴルダ・メイアを演じた女優は実在のメイアに瓜二つだ。

3)
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(写真上)主演のエリック・バナをはじめ配役陣が素晴らしい個性と演技で観客を魅了する。「ミュンヘン」は数あるスピルバーグ作品の中でも第一級の秀作です。

4)ミュンヘン大会の直前、日本ではミュンヘン五輪を目指す男子バレーボールチームを描いた「ミュンヘンへの道」というアニメが放映されていた。まさか、その五輪会場でこんなテロが起きるなんて誰が想像出来ただろうか・・・?





  1. 2015/02/04(水) 21:05:23|
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うろぱす副船長

Author:うろぱす副船長
うろぱす副船長と申します。
以前からYAHOO映画レビューを書かせて頂いておりますがYAHOO映画では過去記事の訂正や加筆・修正が出来ないのでこちらであらたに書き直したいと思っています。

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