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うろぱす副船長のYAHOO映画レビューの加筆・修正

右寄り保守系軍事オタクの映画評。感想は辛口ですが映画への愛情の裏返しです

銀河英雄伝説

壮大な宇宙空間を背景にした不朽の大戦争叙事詩

うろぱす副船長評価99点

言わずと知れた田中芳樹原作のアニメ作品です。
初公開は1988年なので既に四半世紀も経ましたが本作が持つ圧倒的なスケールと魂を揺さぶられる感動は21世紀の今も不滅です。

私も数多くのアニメ作品を観てきたが宇宙を舞台にした戦争SFアニメでは「宇宙戦艦ヤマト」、「機動戦士ガンダム」、そして「銀河英雄伝説」の3作品が他を寄せつかない傑作だと確信する。特に「銀河英雄伝説」は物語の高尚さから大人向け作品であり人生の教訓となるようなエピソードも多数あった。

自由惑星同盟側も帝国側も魅力的なキャラクターが多数登場し彼らの高潔な生き方に深く共感させられる。

また、数世紀にも渡る壮大な歴史絵巻の展開に自分もまるでその時代を生きた人間の一人であるかのような感想を抱く。「銀河英雄伝説」は過去の歴史をベースにした脚色である事はよく知られている。ジンギスカン、ナポレオン、ナチスの台頭やイスラエル建国などを彷彿させるシーンもあり歴史好きにとってもたまらない作品なのだ。

最近では舞台化もされなかなかの人気らしい。
アニメ世代の私は「ヤマト」と同じく最新の映像技術で是非リメイクして欲しい作品です。
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  1. 2013/11/30(土) 20:34:48|
  2. 映画
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映画「白バラの祈り ゾフィ・ショル、最後の日々」の感想


白バラの祈り ゾフィ・ショルー、最後の日々

2006年1月日本公開 監督:マルク・ローテムント
出演:ユリア・イェンチ ファビアン・ヒンリヒス アレクサンダー・ヘルト アンドレ・ヘンニッケ
モーア捜査官を演じたアレクサンダー・ヘルトの演技が秀悦
ナチ裁判長フライスラー役のアンドレ・ヘンニッケも文句なしの名演技


うろぱす副船長評価 90点

2013年11月現在YAHOO映画レビュー得点 4.23点(投稿者数 93名) ファン数 98名
日本で公開されるドイツ映画は秀作揃いです。
これは当然の話です。ドイツでも毎年多数の映画が製作されていますがポルノ紛いの酷い作品も相当あります。ハリウッド映画と異なり年に数本しか日本公開されないドイツ映画が選りすぐりの名作になるのは当然です。

ところで第二次大戦中、ドイツ国内の反ナチ運動「白バラ」の女性メンバーだったゾフィー・ショルを描いた「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」は過去に観たドイツ映画の中でも群を抜く素晴らしい作品であった。日本では限定公開だったので劇場で鑑賞した人は少なかったようですが映画ファンの評価は非常に高い。

ナチスの戦争犯罪の直接の当事者ではない現代日本人には当時のドイツの情勢は正直なところ関心も薄くなかなか疎いので歴史的背景を理解するのには一苦労する。したがって本作を鑑賞したドイツ人や他の欧米の人々、ユダヤ系の人々などに比べると受ける印象は異なるかもしれないが若干21歳の若いドイツ人女性がナチスの絶対権力に立ち向かう姿には衝撃を受ける。

映画とはいえナチ政権下の雰囲気が見事に映像化される


決して当時のドイツ人の大半がヒトラーやナチス政権を積極的に支持していた訳ではなく疑念や不信を抱いていた人々も多かったのが歴史の史実だ。だがナチスが権力を掌握してからは批判など出来なくなりナチスを支持しているかのように振舞うか沈黙するか、二つの選択しかなかった。

本作ではゾフィを取り締まる秩序警察のモーア捜査官(ロベルト・ヘルト)と悪名高きナチ裁判長ローラント・フライスラー(アンドレ・ヘンニッケ)が威圧感たっぷりで観客を圧倒する。ヘルトとヘンニッケは憎憎しい仇役なのだがその演技は素晴らしいのです。彼らの名演なければ本作の成功はなかった。ナチスの冷酷さを見事に表現している。それでもモーアは何とかゾフィーから”反省”を引き出し減刑させようとする。ここで観客も少しは救われるのだが・・・

ゾフィに共感する観客はこの映画の中では”ナチ民族裁判”の被告なのである。


しかし、フライスラーには何らの温情もない。裁判とは名ばかり、一方的に被告を罵り死刑台に送り込む。フライスラーの怒鳴りつける罵声と睨みつける冷たい眼光(もはや裁判長ではなく精神テロリスト)は観客が被告席に立たされているような感覚にさせられるのだ。

観客にも緊張と試練を与える重い作風で日本人がドイツ映画に持つ典型的な感想だ。
日本でもドイツでも敗戦国の戦争を題材にした映画は救いようのない暗い作品になってしまうのは致し方ない。それでも日本では”あの戦争は必ずしも日本だけが悪かったのではない。戦争を挑発したのは蒋介石、アメリカは原爆を投下しソ連は日ソ中立条約を反故にした”という論理も成り立つ。しかし、ドイツの場合は自分を言い訳することが出来ない。

ナチス時代はドイツの汚点でドイツ人にとっては思い出したくもない忌まわしい過去だがホロコーストに立ち向かった「白バラ」メンバーやユダヤ人を救ったオスカー・シンドラー、ワルキューレ作戦のスタンフェンベルグ大佐の存在は”当時のドイツにも良心はあった”と自らを慰める存在でしょう。

いずれにせよ本作はドイツ人の過去と向き合う真摯な姿勢に感銘を受ける。
そこには一切の弁明も妥協もない。最近の日本の戦争映画が戦争を背景にした甘いラブロマンスになってしまっているのとは大違いだ。

邦画界よ、本作を観て少しは反省すべきだ。

補足
1)高い評価が与えられる本作だが邦題はあまりよくないな・・・
”ゾフィ・ショルの抵抗”のほうが私としては受け入れ易いのですが。

2)実在のフライスーはもともと有能な弁護士だった。しかし、ナチス民族裁判での冷酷判決で今日では”ドイツ司法の恥部”とされている。ユダヤ人絶滅が決定されたヴァンゼー会議の出席者の一人でもあった。




  1. 2013/11/16(土) 17:23:39|
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うろぱす副船長

Author:うろぱす副船長
うろぱす副船長と申します。
以前からYAHOO映画レビューを書かせて頂いておりますがYAHOO映画では過去記事の訂正や加筆・修正が出来ないのでこちらであらたに書き直したいと思っています。

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