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うろぱす副船長のYAHOO映画レビューの加筆・修正

右寄り保守系軍事オタクの映画評。感想は辛口ですが映画への愛情の裏返しです

映画「ラストエンペラー」の感想

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ラストエンペラー

1988年1月日本公開 監督:ベルナルド・ベルトルッチ 音楽:坂本龍一
主演:ジョン・ローン ジョアン・チェン ピーター・オトゥール 坂本龍一
娯楽歴史映画としては及第点なのだが不満点もある。
日本の描き方は欧米のありふれた視点、英語セリフで相当減点


うろぱす副船長評価80点

2013年7月現在 YAHOO映画レビュー得点 4.56点(投稿者数86名) ファン数296名
日本で「ラストエンペラー」が公開されたのは1988年、既に25年も前のことだが本作の評価は今も大変高い。紫禁城をはじめ中国全土でロケが行われベルナルド・ベルトルッチ独自の映像美は感嘆するほど美しい。19世紀後半から20世紀前半にかけての中国の実情を実に上手く表現出来ている。

歴史娯楽映画としては21世紀になった今日の水準で見ても十分に及第点であろう。
清朝最後の皇帝であり満州国の皇帝でもある溥儀は歴史の授業で必ず習う知名度の高い人物であり日本との関係も深く彼を描いた「ラストエンペラー」は大きな話題となった。

これほど知名度の高い溥儀なのだが何故かそれまでは彼を描いた映画は少なかった。
「ラストエンペラー」とほぼ同じ時期に製作された中国映画「火龍」がある程度だ。「ラストエンペラー」は二つの帝国で権力の中枢にあった絶頂期の溥儀を描いたが「火龍」は戦後、共産化された中国で庶民となった溥儀を描いており二つの映画を対比して鑑賞するととても勉強になる。

「ラストエンペラー」はあくまで欧米の視点ではあるがアジアを西欧と平等に描いておりアジア蔑視が普通である欧米映画では大変珍しい存在といえる。溥儀を演じたジョン・ローンはピーター・オトゥールなど白人俳優と比べても全く遜色なく素晴らしい存在感と個性を魅せてくれる。

中国ではあまり話題にならなかったようだが日本で興行的に大ヒットしたのもアジア人を正当に描いた点が評価されたのだと思う。

配役陣では主演のジョン・ローンも素晴らしいのだが彼の正室である婉容を演じたジョアン・チェンが実にいいのだ。アヘンで精神と肉体が崩壊していくさまを恐ろしいまでにリアルに演じている。実在の婉容の写真を見るとジョアン・チェンが演じた婉容と瓜二つだ。役作りにも相当気合が入っていたと思われる。

「ラストエンペラー」が娯楽歴史映画としてよく出来ていることは認めつつ幾つかの不満点もあった。
本作の上映時間は163分とかなり長丁場なのだが20世紀前半の中国史を描くにはやはり短くかなり駆け足の展開であった。出来れば途中、休憩時間を挟んで200分程度で編集して欲しかった。完全版は219分ぐらいあるようなので機会があれば是非、見てみたい。日本公開版では昭和天皇の登場シーンが全てカットされていたが公開時にも”外国版には昭和天皇が登場している”との情報があったので219分版には登場しているのであろうか・・・?

日本人は唯の悪人


日本の描き方は他の欧米映画と同じで非常に一方的な日本蔑視視点。
これは日本人としては納得出来ない。満州事変や日中戦争も日本を悪役として描いているだけ。日中戦争の発端となった盧溝橋事件は今でも真犯人が誰かは明らかではないが「ラストエンペラー」では明言して描いていないものの黒幕は日本だろ~、的なニュアンスなのである。

その象徴的な存在が坂本龍一が演じた日本陸軍の将校で満州国の映画責任者でもあった甘粕正彦の描き方だ。
坂本龍一演じる甘粕は唯の悪人としてしか描かれていない。甘粕が劇中で叫ぶ”アジアは日本のものだ”というセリフは正直なところ失笑した。当時の日本はそんな単純な子供みたいな思想で中国へ進出したわけではない。

私はこのセリフで相当にドン引きしたのだ。もう少し他の表現方法はなかったのか・・・

西太后も溥儀も流暢な英語で、これまた凹む
 

これは「ラストエンペラー」に限ったことではないがアメリカ人は映画の字幕を読むのが大嫌いなので本作でも西太后や溥儀が流暢な英語で会話している。これまたドン引き。まぁ、ナチス将校が英語で会話するのなら我慢もするがアジア人の歴史上の人物が英語で会話されたら相当に凹む。

以上のような点もあり「ラストエンペラー」は80点ですね。

補足
1)東洋のマタハリ、の異名を持つ川島芳子も登場するが彼女を演じた女優は実在の川島芳子に大変よく似ていた。

2)この映画が撮影されたすぐ後に天安門事件が起きた。少しタイミングが悪かったら中国での撮影は出来なかったかもしれない。


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  1. 2013/07/30(火) 20:59:42|
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映画「あずみ」の感想

azumi.jpg

あずみ

2003年5月公開 監督:北村龍平
出演:上戸彩 瑛太 小栗旬 成宮寛貴 金子貴俊 岡本綾 オダギリジョー
あずみ役の上戸彩はサマになっていた
他の共演者も豪華メンバー、娯楽時代劇として佳作


うろぱす副船長評価 60点

2013年7月現在 YAHOO映画レビュー得点 333点(投稿者数126名) ファン数165名
上戸彩が主演した映画「あずみ」が公開されたのが2003年、早いものでいつの間にか10年も経ってしまった。当時17歳だった彼女も今では27歳、結婚して人妻である。

「あずみ」は小山ゆうの人気時代劇漫画で多くのファンを持つ。
私も「あずみ」は大好きで単行本は全て買い揃えている。「あずみ」が映画化されるという話が出ると”あずみ”役は誰になるのか、と大きな話題になった。

原作が人気作品だけにキャスティングで失敗すれば映画化そのものが失敗するのは明らかであった。


当初から”#あずみ”役には上戸彩を推す声が多かった。当時、上戸彩の人気は最高潮の頃であり当然の結果だったと思う。実は私も上戸彩は”あずみ”を演じる事に大きな期待を寄せていた一人である。そして多くの期待に応えるかのように”あずみ”は上戸彩に決まった。製作サイドから見ても”あずみ”は上戸彩以外に選択の余地はなかったのだろう。

結論から言えば上戸彩の”あずみ”役はサマになっていた。
原作の”あずみ”は非情な剣客であるが同時に肌の露出も多く艶っぽい女性である。上戸彩はその原作のイメージを上手く演じていた。作品も娯楽時代劇として上手く纏まっており見応えがあった。単なるアイドル映画以上の価値が本作には確かにある。

共演者が凄いんですよ・・・


既に多くの方が書かれているが映画「あずみ」は他の共演者も凄いメンバーが揃っていた。
瑛太、小栗旬、成宮寛貴、金子貴俊、石垣佑磨、山口翔悟・・・。もちろん、当時もそれなりの知名度はあったかもしれないが10年後にみんな大スターになっているとは当時はほとんどの観客が予想も出来なかったのではないだろうか・・・

映画「あずみ」はたしかにアイドル映画ではあるのだが出演者は後の日本の映画界・ドラマ界を背負って立つ様な人材が揃っていた。本作がアイドル映画以上の価値を持つ作品に仕上がったのもこの顔ぶれを見れば納得出切る。

私としては”やえ”を演じた岡本綾がとてもよかった。
どうやら芸能界を引退してしまったようだが。

監督の北村龍平の演出もよく特に殺陣に関してはかなりの水準であったと評価出来る。
アイドル上戸彩が”非情な剣客”として表現されていた。この映画は上映時間が2時間20分もあるのだがメリハリが効いていて最後までダレる事無く物語が進行していく。2時間20分って、かの戦争映画の超大作「トラ!トラ!トラ!」とほとんど同じ上映時間だ。

原作「あずみ」はかなりの長編漫画なので映画も続編を撮って欲しい。
主演はやはり上戸彩で観てみたい。

補足
原作では”あずみ”のヌードシーンが多く描かれる。
流石に上戸彩にヌードシーンは無理だったようだ。


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  1. 2013/07/18(木) 21:47:20|
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映画「カムイ外伝」の感想


カムイ外伝

2009年9月公開 監督:崔洋一 脚本:宮藤官九朗
出演:松山ケンイチ 小雪 伊藤英明 佐藤浩市 小林薫
原作と原作ファンを冒涜している
上戸彩主演「あずみ」のほうが完成度は数段上


うろぱす副船長評価 3点


2013年7月現在 YAHOO映画レビュー得点 2.65点(投稿者数 816名) ファン数 88名
映画監督は映画を撮ってこそ勝負だ
バラエティ番組や討論番組でコメンテーターなんかやるようになったらロクな作品は撮れない。

大島渚がそうだった。彼は最初はいい作品と撮っていた。しかし、テレビに顔を出すようになってからはまるでダメだった。今は崔洋一である。

最近、崔洋一はいろいろなテレビ番組に顔を出して持論を展開している。かなり頑固な性格らしく自分と異なる意見には徹底的に攻撃する。以前にもNHKのある番組で大学生ぐらいの若者が”日本が朝鮮を統治したのは植民地支配だったと認める。だが、その過程において日本の投資が朝鮮半島近代化に大きな貢献をしたのは事実だ”と発言したのに対して崔洋一は”そんなのは事実誤認だ。そんな発言をする奴には歴史を語る資格なんかない”とその若者を睨みつけ威嚇し激高したのだ。

日本の朝鮮統治にはいろいろな見解がるのは私も理解している。
崔洋一のような考えもあるだろう。しかし、公共の番組で他人の意見を一方的に否定し罵倒し威嚇するなんて表現者のやることではない。こんな輩に人を感動させるような映画なんか撮れっこないのだ。少なくとも私はこの人間の撮った映画なんか観たいとは思わない。

事実、「カムイ外伝」は酷かった


白戸三平の原作については今更説明の必要もないほどの著名な時代劇漫画である。
私はテレビアニメを先に観て後から原作を読んだ。リアルな描写や人物設定は21世紀の今日でもその価値を全く失っていない。原作やアニメでもっとも強く印象に残るのが被差別部落の描写であろう。小学生だった私は正直、被差別部落の存在自体しらなかった。小学生高学年ぐらいになって歴史の授業ではじめて江戸時代までは日本にも制度上の身分差別があることを知ったのだが、「カムイ」は漫画の世界でその厳しい歴史の事実を描いていたのだ。

「カムイ」は被差別部落の問題以外にも忍びの世界の厳しい掟や江戸時代の風俗を教えてくれる教科書のような存在でもあった。

しかし、映画「カムイ外伝」はその原作が持つ重厚な雰囲気や問題提起なんか全て無視、監督や脚本家が自分勝手な発想で勝手に撮ったとしか思えないほどの酷さであった。

製作者は原作には多くのファンが居ることを忘れてはならないだろう。
その原作やファンを蔑ろにした作品なんて酷評されて当然だ。「カムイ外伝」はその典型である。

脚本も酷いが更に酷いのが映像表現
ショボイCG、中途半端なワイヤーアクション、屁っ放り腰の殺陣・・・・、人間の動きなんて重力の法則を全く無視している。

あまりに酷い映像に館内では失笑が起きていた


下手すぎるアクション・シーンでは館内で失笑が漏れていた。
あの失笑、マジで監督以下、本作の関係者に聞かせてやりたかったよ。事実、各映画サイトでも本作の評価は極めて厳しい。YAHOO映画レビューでも相当に悪いほうだ。

2000年以降に製作された邦画の中でも駄作・愚作の部類だと思う。
逆に言えば完成度の高い原作を映像化する事が如何に困難か、と言う事であろうか・・・

※補足
1)この映画で最も評価出来るのはオープニングの原作のイラストである。
このイラストでアニメ化すれば大傑作になった。

2)「カムイ外伝」に比べたら上戸彩主演「あずみ」のほうが数段、完成度は上だった。


テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2013/07/16(火) 20:41:16|
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映画「トロイ」の感想

troy.jpg

トロイ

2004年5月日本公開 監督:ウォルフガング・ベーターゼン
出演:ブラッド・ピッド エリック・バナ オーランド・ブルーム ダイアン・クルーガー ピーター・オトゥール
豪華スター競演の歴史大作
だが、あまり重厚感を感じないし緩い感じがしてしまう


うろぱす副船長評価 65点


2013年7月現在 YAHOO映画レビュー 3.66点(投稿者数212名) ファン数532名
2000年公開のR・スコットの「グラディエーター」が大ヒットした為、ハリウッドでは歴史大作ブームとなった。2005年に公開されたウォルフガング・ベーターゼン監督の「トロイ」もその一つだ。

ベーターゼンといえば現代ドイツを代表する著名な映画監督で日本でも「Uボート」や「ネバーエンディング・ストーリー」、「ポセイドン」などが知られている。「トロイ」は多額の製作費を投入し配役陣もブロッド・ピッドをはじめエリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー、ピーター・オトゥールといった豪華スターを揃えた超大作だ。

よく知られた「トロイの木馬」の神話をベースにしているが独自の解釈も多く加えられストーリー展開も難解さを排し歴史にあまり詳しくない観客でも楽しめるように脚色されており子供から大人まで万人に受け入れられるような作品として仕上げられている。

戦闘シーンも大掛かりで歴史娯楽映画としては及第点に達している。
上映時間もかなり長いのだが最後までダレる事なくよく纏まっている。「トロイ」は娯楽映画として悪くはないのです。

だが、この映画には”歴史の重厚さ”を感じないのだ


これだけの大作なのだが私は「トロイ」にはあまり高評価を付けられない。
最大の理由は”歴史の重厚さ”をほとんど感じられない点にある。特にアキレスを演じた主演のブラッド・ピッドがよくない。悪役であるはずのアキレスだが彼を演じたブラッド・ピッドは甘いイケメンでとても悪人には見えないのだ。ブラビが真面目に演技すればするほど悪人には見えなくなる。ブラッド・ピッドの数多い出演作で「トロイ」ほどミスキャストは他にないのではないだろうか・・・

第一、ブラピの筋肉モリモリぶりは失礼ながら笑ってしまう。
金髪ロン毛も笑ってしまう・・・。もちろん、ブラピが悪いのではない。実はブラピ自身が「トロイ」には不満がある、とコメントしたらしい。美女とHしているアキレスなんて聞いた事ないですからね・・・


オーランド・ブルームもまるでダメ。
もっとも「トロイ」では人妻と不倫するダメ男役なのだが。それにしても本作ではオーランド・ブルームの魅力がまるで生かされていない。「トロイ」が公開された翌2005年にはR・スコット監督作の「キングダム・オブ・ヘブン」で彼は十字軍の指揮官バリアンを演じた。この2作を比較して鑑賞して頂きたいのだがとても同じ役者とは思えないほどの差がある。「キングダム・オブ・ヘブン」でのオーランド・ブルームの演技と個性、存在感は素晴らしいのだ。

名優ピーター・オトゥールも今回は何だか迫力に欠けてダメだったなぁ~
ドラ息子を庇う為、国家と国民を犠牲にしてしまうただの親馬鹿にしか見えなかった。

一方、エリック・バナとダイアン・クルーガーは魅力的な存在感を見せてくれる。
エリック・バナはトロイの若き守護神ヘクトルのイメージをよく出してる。抑えの効いた大人の男の個性だ。またヘレンを演じたダイアン・クルーガーもその妖艶な魅力で観客を魅了する。ダイアン・クルーガーはこれだけ世界的な人気女優になってもサービス精神旺盛で「トロイ」でも「戦場のマリア」でもチラッとヌードシーンも見せてくれた。オデュッセウスを演じたショーン・ビーンも武骨な感じが出ていてなかなか良かった。

「キングダム・オブ・ヘブン」と比較すると遠く及ばない平凡作

前述しましたが「トロイ」と「キングダム・オブ・ヘブン」には共にオーランド・ブルームが出演した。この2作品における彼の存在感の差が皮肉にも両作の完成度の差にも表れている。

「キングダム・オブ・ヘブン」は重厚感溢れる歴史大作の傑作だが「トロイ」には重厚感を感じる事が出来なかった。「トロイ」を失敗作と酷評するつもりはないが”平凡作”以上の評価も出来ないのが本音。

補足
ディレクターズ・カット版は上映時間が30分ほど長くなっている。
私はまだ未見なのだが比較的評価はいいようだ。ダイアン・クルーガーのヌードもバッチリ見せてくれるらしい。



テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2013/07/12(金) 21:14:06|
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映画「Love Letter」の感想

mihon.jpg

Love Letter
1995年公開 監督:岩井俊二 
出演:中山美穂 豊川悦司 范文雀 篠原勝之 酒井美紀 柏原崇 鈴木蘭々 加賀まりこ 田口トモロヲ

邦画ラブロマンスの最高傑作と確信する
酒井美紀の可憐で清純な魅力が素晴らしい

うろぱす副船長評価 95点

2013年7月現在 YAHOO映画レビュー得点4.37点(投稿者数155名) ファン数612名
岩井俊二監督の「Love Letter」が劇場公開されたのは1995年3月、早いもので18年以上が経過した。実は私も公開当時、映画館で本作を鑑賞した。

当時は岩井俊二も豊川悦司の名前も知らずただ中山美穂の最新作という理由だけであまり期待もせずに観に行ったのだ(熱狂的なミポリンのファンだったので)。

だが、私の予想を遙かに超えて「Love Letter」は素晴らしかった。
圧倒的に素晴らしかったのである。この作品はかなり難解なストーリー展開だ。私も主演の中山美穂が一人二役だと分かるまでに上映開始後かなり時間がかかった。並みの監督なら観客が頭が痛くなる様な複雑な作品にしてしまっただろうがこれだけの感動作に仕上げたのは岩井俊二の映像作家としての力量だろう。

舞台となる小樽の町並みも感嘆するほどに美しい。
この映画を観て小樽を観光する人が爆発的に増えたと言われる。私も本作のロケ地見学と映画の雰囲気を直に感じたくて小樽には何回も足を運んだ。それほど「Love Letter」のインパクトは私にとっても強烈だった。

そもそも私は保守系軍事オタクで観る映画は戦争映画か黒澤明の時代劇が主だった。
ラブロマンス映画なんて劇場で観たことすらなかった。その私ですら「Love Letter」が描いた純愛の世界に感動したのだ。

主演の中山美穂は本作を「私の代表作」と述べている。
彼女と岩井俊二はかなりシンクロだったようで絶妙なコンビだ。だが、本作のキャストで最高の存在感を見せるのは藤井樹の中学生時代を演じる酒井美紀だ。可憐で清純で彼女の魅力がスクリーン一杯に映し出される。「Love Letter」はまさに酒井美紀の為に製作された、と言っても過言ではないと感じる。

忘れてならない鈴木蘭々


酒井美紀と並んでもう一人本作の出演者で忘れられないキャストがいる。
樹の同級生、及川早苗を演じた鈴木蘭々だ。まるで地球以外の別の惑星からやって来たような風変わりな存在感。図書館で柏原崇にフラれるシーンは爆笑だ。

間違いなく邦画ラブロマンスの最高傑作だ。


日本でも数多くのラブロマンス映画が撮られたが岩井俊二版「Love Letter」はその最高傑作だろう。何回でも観たくなる至福の作品です。

補足)
この作品には大きなミステイクがある事は今では多くの映画通に知られています。
しかし、私は暫らくの間、全く気が付かなかった。大分あとになってネット上での書き込みで知った次第だ。もちろん、そのミステイクがあっても本作の価値に揺るぎはない。


テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2013/07/05(金) 21:28:19|
  2. 映画
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プロフィール

うろぱす副船長

Author:うろぱす副船長
うろぱす副船長と申します。
以前からYAHOO映画レビューを書かせて頂いておりますがYAHOO映画では過去記事の訂正や加筆・修正が出来ないのでこちらであらたに書き直したいと思っています。

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