うろぱす副船長のYAHOO映画レビューの加筆・修正

右寄り保守系軍事オタクの映画評。感想は辛口ですが映画への愛情の裏返しです

映画「黒部の太陽」の感想

黒部の太陽

これは映画館で観てみたい、日本映画屈指の名作

うろぱす副船長評価 90点
2017/11現在、YAHOO映画レビュー得点 3.85


映画通の方は御存知ですが「黒部の太陽」は石原プロの方針でなかなかリバイバル公開がされず長らくソフト化もされませんでした。私もテレビ放映でしか観たことがありません。しかし、テレビ放映でもトンネル内の崩落事故や洪水シーンはまるで自分が現場にいるかのような迫力でありハリウッド映画でさえこれだけの凄まじい映像を撮った作品はほとんどないでしょう。

特に最近のCGに頼った映画なんか「黒部の太陽」に比べたら全くお話にならないレベルです。
石原裕次郎としても数ある彼の出演作の中で文句なしに最高作品と断言出来ます。3時間を超える長編ながら全くだれることなく一気に見せてくれる脚本と編集も秀逸です。監督の熊井啓は本作の撮影時、38歳。この若さでこれだけの映画を撮ったんですね。高度経済成長期初期の日本を支えた現場の寡黙な男達の汗と涙が強烈に描き切っています。

後にテレビで大活躍する石原プロの俳優たちも本作で若き日の勇姿を見せてくれます。しかし、この作品はテレビやDVDで観るのは少しもったいないです。機会があれば是非、映画館のスクリーンで見て欲しい。出来ればデジタル修復版で。

補足)
私も黒四ダムが好きで2回ほど旅行に行きました。電気バスで通るあのトンネルが本作の舞台です。

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  1. 2017/11/04(土) 21:44:39|
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映画「鷲は舞い降りた」の感想

鷲は舞い降りた

映画版は評価が分かれたが軍オタとしてはドイツ軍人の崇高な精神の描写と正確な考証を評価したい。21世紀のリメイク版も期待したいところ。

うろぱす副船長 80点
2017/10 YAHOO<映画レビュー得点 3.59


ジャック・ビキンズの同名ベストセラー小説を映画化、監督は「荒野の七人」をはじめ数々の名作を撮った西部劇の巨匠ジョン・スタージャス。日本で「鷲が舞い降りた」が公開されたのは1977年ですがこの頃は「遠すぎた橋」や「戦争のはらわた」など第二次大戦映画がブームで既に軍オタだった私は当然の如く、映画館で観ました。

「戦争のはらわた」と同じく欧米映画では珍しくナチスドイツ軍が主人公であり彼らが崇高な軍人精神を持った素晴らしい人間として描かれているのです。もちろん、戦争映画の古典的名作「眼下の敵」や「砂漠の鬼将軍」でもドイツ軍人はナチスとは一線を画す英雄として描かれていた。欧米映画では同じく連合軍の敵であった日本軍が未開の残虐な野蛮人として描いてきたのに西欧キリスト文明のドイツは全く別次元で描いている点も非白人である日本人が観ると大変興味深い。

ところで映画版「鷲は舞い降りた」は映画マニアの間でも評価が分かれた。
戦争小説の名作の誉れ高いビギンズの原作と比較してしまうのでしょう。原作はかなりの長編だが映画版は2時間少々の上映時間で原作に比べてかなり省略された部分が多い。例えばイギリス人でありながら親衛隊SS「イギリス自由部隊」に志願したイギリス人のエピソードが完全に省略されてしまっているのは私も不満点の一つであった。戦争映画としては小粒で派手な戦闘シーンを期待していた観客は期待外れだったかもしれない。「戦争のはらわた」の方が全体として評価が高いのも頷ける。

しかし、マイケル・ケインやドナルド・サザーランド、ロバート・デュバルら70年代を代表する名優の重厚な演技と存在感は流石であった。私が本作の配役陣の中で特に好きなのがSS国家指導者ヒムラーを演じたドナルド・プレゼンス。神経質そうなヒムラーの性格を見事に演じていた。多くの俳優がヒムラーを演じたが本作のプレゼンスが最高でしょう。

また、軍事考証の専門家がアドバイザーとして参加しているので連合軍、ドイツ軍ともに軍服や軍装の考証が非情に正確なのも本作を大きな魅力と言える。

補足
1)原題は The Eagle has Landed。「鷲は舞い降りた」というタイトルは極めて優れた邦題で私も大好きです。ペキンパーの Cross of Iron を「戦争のはらわた」というゲテモノ邦題にしたのとは対照的。考案者のセンスの差を痛感させられる。因みにCross of Ironを直訳すれば「鉄の十字架」。なお、鉄十字章の英語表記は Iron Cross

2)村の娘モリーを演じたジェニー・アガサーは今も御健在で最近でも映画出演されている。

3)ドナルド・プレゼンスは「大脱走」では偽造のプロ、「刑事コロンボ・別れのワイン」ではワインのソムリエを演じた名脇役。

4)ラロ・シフリン作曲の音楽も高揚感溢れる名曲だった
  1. 2017/10/02(月) 21:16:40|
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東宝映画の名脇役 土屋嘉男逝く

東宝映画の名脇役 土屋嘉男逝く

 「七人の侍」など黒澤明監督作品の常連だった俳優、土屋嘉男さんが、2月8日に肺がんで死去していたことが分かった。89歳。お別れ会などの日取りは未定。喪主は妻、みどりさん。

 俳優座養成所を経て東宝に入社。昭和29年、黒澤監督の「七人の侍」で野武士に最愛の妻を奪われる農民、利吉役を熱演して注目を浴びた。以降、「隠し砦の三悪人」「用心棒」「天国と地獄」「赤ひげ」などの黒澤作品で名脇役として印象深い演技を見せた。

 このほか、「乱れ雲」や「黒い画集・ある遭難」など幅広い作品に出演。「ガス人間第一号」「マタンゴ」などの特撮作品でも活躍した。
(産経新聞)


黒澤時代劇「七人の侍」の利吉など数多くの東宝映画で個性的な脇役を演じて来た土屋嘉男氏が2月に亡くなっていたそうです。私も昭和30年代から40年代にかけての東宝映画が大好きなので土屋氏の出演作はたくさん見てきました。

私は戦争映画が特に好きなので土屋氏が出演した「太平洋奇跡の作戦 キスカ」や岡本喜八版「日本のいちばん長い日」での参謀役は忘れられませんね。まさにいぶし銀の渋い魅力でした。戦争を知らない最近の俳優では土屋氏が演じた軍人の凛々しい雰囲気は絶対に出せない。最近ではほとんどお姿を見かけなかったが素晴らしい役者さんでした。

土屋嘉男氏の御冥福をお祈りします。合掌・・・・
  1. 2017/09/06(水) 20:29:54|
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映画「キートンの大列車追跡」の感想

the-general-dvd[1]
キートンの大列車追跡

無類の面白さ、サイレント映画の名作

うろぱす副船長評価 95点
2017/8現在  YAHOO映画レビュー得点 4.31


1927年(昭和2年)に公開されたバスター・キートン監督・出演の映画史上非常に知名度の高い作品です。今年は初公開から90周年ですね。是非、デジタル修復版を映画館の大スクリーンで見てみたい一作です。

この映画、本当に面白いですよ。映画草創期にこれだけの作品が生まれていたことに驚嘆させられます。
もちろん、キートンの才能は言うまでもありませんが・・・。サイレント作品ですが21世紀の視点でも古臭さは全く感じません。むしろ、新鮮にさえ感じられます。本作ではセリフはむしろ不要だったのでしょう。練りに練られた構成は何回見ても飽きることがありません。ところでキートンが動く映像である映画の題材として機関車をテーマに選んだのはむしろ当然だった言えるのかもしれません。本作の公開当時、劇場で見た観客は映画の無限の可能性を実感したに違いありません。

製作レベルも大規模でサイレント時代のハリウッド映画の勢いを実感します。本物の機関車が橋ごと川に落下するなど迫力ある映像でその後の世界中の数多くの映画に絶大な影響を与えています。中でも戦争映画の名作「大列車作戦」は本作の事実上のリメイク作とさえ言える存在です。オマージュを感じさせる部分が幾つもあります。スタントなしで機関車に飛び乗ったりするあたりはキートンの本領発揮ですが「大列車作戦」で主演を務めたバート・ランカスターも偉大な先輩に負けじとスタントなしで頑張っていました。

「大列車追跡」にせよ「大列車作戦」にせよ安全基準が厳しくなった今日では撮影許可は出ないでしょうね・・・

俳優が命懸けで撮影した迫力満点の映像、これは多くの方に見て頂きたい名作です。

  1. 2017/08/14(月) 14:26:21|
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今井絵理子

今井絵理子

今井絵理子が当選した時、沖縄の基地問題を聞かれ”これから考えます”と答えて周囲がドン引きしたのは有名な話。
そもそも政治家能力ゼロの人間を候補者として擁立した自民党の責任は極めて重大ですね。だって経済も国防も外交も何にも分からんでしょう。政治の事なんか何も分らんから他にやる事もないので時間を持て余して不倫に走るんですよ。

以前、女子プロレスラーの神取 忍が自民党から立候補して落選したが補欠選挙で繰り上げ当選した事があった。
神取 忍も大馬鹿だったが少なくとも不倫騒動を起こすような醜態はしなかった(神取 忍に好意を抱く男がいるはずもないが・・・)

今井絵理子は障害のある息子がいるシングルマザーで選挙の時はその点に同情して投票した有権者も多かったと思う。しかし、離婚調停中の地方議員と不倫するなんて国民を愚弄している。国会議員の最大の使命は自らの命を賭して国の主権、国土・領海・領空、国民の生命と財産を護る事だ。その重大な責務を背負った国会議員にも関わらず不倫相手と一緒に爆睡しているところを撮影されるようなお馬鹿な輩には議員たる資格はない。

北朝鮮がミサイルを発射し、中国公船が日本領海を連日のように侵犯している今日、今井絵理子のような不届者を国会議員として置いておくべきではない。即刻、辞職すべきです。

  1. 2017/07/29(土) 21:36:37|
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うろぱす副船長

Author:うろぱす副船長
うろぱす副船長と申します。
以前からYAHOO映画レビューを書かせて頂いておりますがYAHOO映画では過去記事の訂正や加筆・修正が出来ないのでこちらであらたに書き直したいと思っています。

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